仕事でニューヨークに行くことになりました。嬉しく奮起する気持ちと、結果を出さねばという緊張がないまぜになっています。
さて準備はどうしたものか? SNSで流れてくるバッグや小物、お店で見かけるトラベルグッズが気になり出すのもこんなとき。便利なものがいっぱいありますよね。「あれもない!これも必要?」と気持ちは焦ります。国内と違い、海外は不確実要素も多い。不安と焦りと興奮を同時になだめないといけない出張準備。
そんなとき、私は大きめのキャンバストートを部屋の目につく場所に置きます。その中に出張で必要なものをどんどん入れる。要するに「準備を可視化」します。
パスポートやお財布など貴重品を入れる自作バッグ(レスポのポーチ「マイクロバッグ」に雑誌の付録の肩掛けストラップをつけました。開閉はカラビナで)、傘、ノート、化粧品、仕事バッグ・・・と、服以外のものを「あっ」と思ったときに、ポンポンと放り込みます。
行く前に必要になったら、またここから出せばいい。
この方法で「見える化」すると、だんだんと冷静になってくるのです。準備が具体的になるので、「あれしなきゃ、これしなきゃ」という脳のメモリー領域も開放される・・・気がします。
そうすると「あったら便利かも」という、不安や焦りから生じる買い物がなくなります。荷物を管理すると、心配事も管理しやすくなるんですね。
「見える化」「思いついた時から準備」を始めたのには理由があります。20代で会社からニューヨークに行ったときの苦い教訓。
出発直前まで仕事がとても忙しく、パッキングも当日ギリギリ。普通に出社し仕事して、上司たちと関西国際空港へ行ったのですが、なんと用意していた着替えを家に忘れていたのです。気づいたのは現地のホテル。短い滞在、洋服を探す時間なんてありません。着のみ着のまま2日間・・・。
まぁでも、なんとかなりました。いや、なんとかしてくれるのは自分しかいないので、結局は自力でなんとかする。
女性誌に出てくるエレガントなビジネスパーソンみたいな出張はできないですが、せめて準備は優雅にしたい。そう思って買ったトラベル用のワイングラス。雑誌の中の女性は同じものを出張に持っていくそうです。
私は・・・いったんトートに入れたものの、「ホントに使うかな?」と冷静に考えて、そっと外しました。
(毎月1回「寅の日」に連載。次回は10月31日予定)
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