よみもの

採石の聖地、庵治大丁場で撮影

1月某日、香川では珍しく雪模様の一日…。

庵治石の採石地の一つ「庵治大丁場(おおちょうば)」で誌面用の撮影を行いました。

冒頭グラビアでは、県内各所の採石地/跡を美しい写真と共にご紹介。

撮影は 県内在住のフォトグラファー集団「セトグラファ―F」が担います。

猛々しい岩肌に強風が吹き上げ、立っているだけで吹き飛びそうなほど。

ご案内いただいた大久保社長いわく、「雪ふる大丁場の写真は初めてかもしれない」とのこと。

 

 

庵治石は硬く緻密ですが、一方でキズ(自然の割れ目やヒビのような線)も多い石。

目の色や粒度が合った石をそろえ、なめらかな一基の墓石に仕上げるまでには途方もない手間がかけられています。

 

山から採った石を大切に使う。

取材の中で、すべての職人さんが必ず口にしていた言葉です。

大丁場から見下ろす庵治産地には、いくつもの工場が立ち並び、大小さまざまな石が積み上げられていました。

 

 

庵治産地から生まれる墓石、そして数々の石製品は、まさに悠久の自然と人間の営みの結晶。

 

庵治に通い始めて1ヶ月を過ぎましたが、回を重ねるごとに敬虔な気持ちが高まっている編集部Mでした。

 

※庵治大丁場は一般の立ち入りはできません。特別な許可を得て関係者同行のもと取材・撮影を行っています

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香川・四国のヒト・モノ・コトを伝える雑誌IKUNAS(イクナス)の編集部です

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