一啜斎筆 武野紹鴎「侘びの文」写
侘びの心を胸に、日々お茶と向き合う
武者小路千家は、千利休の流れをくむ茶道三千家のひとつ。高松藩主・松平家の茶頭として讃岐に伝わり、今も茶の湯文化として息づいています。官休庵の家元教授を務める髙畠守徹先生を訪ねました。
茶室に入り床の間に目を向けると、「この軸は、私が茶の湯を始めた頃に友人から譲り受けたものなんです」と髙畠先生。見上げた先に掛かっていたのは、若き日の千利休に侘びの心を説いた手紙を書き写した一幅の軸でした。「この軸を掛けると、日々の暮らしの中でつい忘れがちな大切なことを、茶道を通して改めて学び直す気持ちに戻れるのです」
大学卒業後、ホテルマンとして働くために帰郷。人と接する仕事と茶道に通じるものを感じ、近所の茶の湯の先生を訪ねたことが茶との出会いでした。
……
【会員限定コンテンツ】 こちらの記事は IKUNAS LINE メンバーシップ(有料会員)限定です。 会員の皆様は、毎月配信のパスワードをご入力の上、続きをお楽しみください。