受け継がれる郷土料理には、地域の文化や歴史、昔ながらの知恵がその一品にギュっと詰まっています。その想いと味を残すべく、月２回（第２・４金曜日）レシピとともに四国の郷土料理について紹介します。

香川の郷土料理「金時豆の天ぷら」
香川県では一度炊いた煮物を天ぷらにする風習があり、その代表の一つに金時豆の甘煮の天ぷらがあります。

絶賛、冷たいうどんが食べたくなるシーズンで、うどん店の天ぷらコーナーによく並んでいます。
うどんと食べると、塩っぱいだしに甘みがプラスされて甘塩っぱく、食欲のわく組み合わせ。
またおかずのイメージですが、おやつ感覚でも食べられる惣菜です。

「金時豆の天ぷら」
材料
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・金時豆の甘煮　100g
・強力粉　20g
・薄力粉　20g
・水　80ml

つくり方
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1.強力粉、薄力粉、水を合わせてゆるめの衣をつくる。
2.金時豆の甘煮を加えて混ぜます。
3.フライパンに多めの油を入れて170℃に熱し、そこへ網じゃくしですくった生地を入れて揚げます。
4.網じゃくしから生地が自然で離れるので、裏返して揚げます。
5.30秒ほど揚げて、うっすら焦げ目がついたら、網に上げて油をきって出来上がりです。••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

サクッともっちりとした衣に、ほろほろの甘い金時豆が絶妙なバランスです。
ぜひ金時豆の甘煮を食べる際は、天ぷらにも挑戦してみて下さい。

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IKUNAS／香川県・高松市のデザイン制作会社が年２回発刊(３月下旬・９月下旬)する四国のモノ・コト・ヒトを取り上げたライフタイル誌。香川県の伝統工芸品、産業をはじめとするものづくりや郷土食など毎日の生活にフレーバーを届ける内容を紹介。その中の食の取り組みが「IKUNAS f（food）／イクナス エフ」。