手づくりグラノーラ店「寧日」を営む、みのちせさん。田園風景の中に構えたお洒落な自宅兼アトリエでの、穏やかな暮らしぶりを紹介します。
October 23,2017
- 雑誌IKUNAS
ちせさんが暮らすのは、香川県さぬき市。高松市内から車で一時間ほどの場所です。
前もって教えてもらっていた通りに道を進むと、田んぼの中にお洒落な黒い外観が見えてきました。
ここで、手づくりのグラノーラを販売する「寧日」を営んでいます。
二階にある自宅兼アトリエには、大きな開口があって、取材に伺った7月には、窓一面に広がる青々とした田んぼの様子がとても綺麗でした。シンプルだけど、とっても美しくて、夏を感じる讃岐の風景がありました。夜にはかえるの大合唱、とんぼがスイスイと飛び始めて、秋には稲穂が黄金色に輝く。ココから見る景色はきっと飽きることがないのでしょうね。
週末にはよく家族で海に出かけるのだそう。近くに海も山もあって、思い立ったら気軽に自然をたのしめる讃岐の暮らしを満喫している様子です。山もあって海もある街って以外に少ないのかもしれません。草木に触れて、虫をおいかける。そんな些細なこともきっと意味があるのでしょうね。あらためて、香川での暮らしや自然をもっと楽しんでみたいと思わせてくれました。
家族との時間をとても大切にしているちせさん。暮らしの中心には、食べることがあります。家のまわりには畑があって、作物が実るまでを子どもたちが自然と目にする。食材と食卓が繋がっているようなとても羨ましい環境です。キッチンには必要なものだけが、きちんと並べられていました。ちせさんが選んだセンスのいい道具たちは並べるだけでもとっても絵になって、お洒落な棚になっています。使い込まれたもろぶたも、とってもいい風貌。ご主人の実家から譲り受けたものだそう。親から子へ、子から孫へと道具を受け継ぐって素敵ですよね。古いものと新しいものがなんとも幸せに同居しているちせさんのキッチン。きっと、毎日おいしいものが生まれて、家族に力を与えているのですね。
ちせさんの素敵な暮らしぶりは、ぜひIKUNAS最新号(vol.6)でご覧ください。