IKUNASf【レシピ】讃岐の郷土料理/はげ団子

July 10,2020

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受け継がれる郷土料理には、地域の文化や歴史、昔ながらの知恵がその一品にギュッっと詰まっています。
その想いと味を残すべく、月2回(第2・4金曜日)レシピとともに讃岐の郷土料理をご紹介します。

讃岐の郷土料理
「はげ団子」
夏至から数えて11日目から七夕頃までを72候の一つ「半夏生(はんげしょう)」または「半夏」といい、この時期やお盆に讃岐で食べられる懐かしいおやつが「はげ団子」です。

5月頃から農家では、麦刈り田植えと繁忙期が続きます。
「半夏」までには田植えを終えないと「半夏半作になる」と言われ、遅れないようにと働き続けます。
半夏には、降り続いた雨も晴れ上がるということで、「半夏のはげ上がり」といったりするそうです。
田植えが終わり一息つくこの時期に、新麦を練ってつくった団子にあんこをまぶしてつくる「はげ団子」を食べて骨休みをしていたそうです。

「はげ団子」の名前の由来は2つあります。
ひとつは、茹で上がった団子にあんこをまぶしても、あんこが団子から滑り落ちてまだらになることからだそうです。もう一つは、半夏(はんげ)がなまって「はげ団子」となったと言われます。

材料
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・小麦粉 200g
・水  180ml
・あん 250g

つくり方
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1.小麦粉に水を入れて練り、沸騰した湯にちぎって丸めた小麦粉の団子を落とし、浮かび上ったらザルにあげます。
2.水気を切って熱いうちにあんをまぶします。
3.あんがまだらにつくのが良いです。

新小麦粉でつくったはげ団子は、つやっともちっとして香りが良いのですが硬くなりやすいです。
硬くなった場合は、電子レンジでラップをして少しあたためると柔らかくなります。

材料はシンプルです。簡単につくれますので、ぜひ、お試しください。

IKUNAS fスタッフより
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讃岐の郷土料理についてIKUNAS編集部内で話をした際に、「今はもち粉でつくったり、団子粉で作ったりするよね」と話題になったのがはげ団子です。
今回は、昔ながらの小麦でつくってみました。あんは市販のものを使用しました。

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