甘く贅沢なダックワ―ズ 香川の新スイーツブランド

July 22,2019

「甘いもの、余分なもの。でも、なければつまらないでしょ?」

「エコ」、「健康志向」という言葉が多数派となって来たこの時代に目を引くコピー。
今回お伺いしたのは株式会社マルシンさん。

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三木町にある株式会社マルシンさんは、1969年創業のもとは総合卸問屋さんで、
香川県を中心にうどんやお菓子、雑貨などを土産店やホテルなどに卸販売されています。

実は皆さんが各所で見かけているお土産品の中にも、マルシンさんのお取扱い商品がたくさんあるはずです。ちなみに私は以前から、マルシンさんの「さぬきあげうどん」が大好きでお土産だけでなく自分用のおやつにしておりました。

50年以上の歴史があるマルシンさんでは、2016年より菓子製造事業が始動。
自社内に製造工場を設け、パティシエが本格的に菓子製造に取り組み、自社ブランドの焼き菓子を展開しています。

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そこで今年新たに生まれた新ブランドが「DACQUOISE DECO(ダックワーズ デコ)」です。

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こちらの「DACQUOISE DECO」のコンセプトは、先にもご紹介した

「DECO OR BORING?
甘いもの、余分なもの。でも、なければつまらないでしょ?」。

そもそもお菓子そのものが生きていくために、必要不可欠というわけではないけれど、
無いとどうもつまらない存在…というところに目をつけ、
だったらとことんお菓子を楽しもう!と、
「味」「食感」「素材」「見た目」に、こだわった至福のお菓子作りが始まりました。

7月19日から販売が開始された商品は、4種類のダックワーズが詰まった
直島限定販売の「ソラシオ」メインのセットと小豆島限定販売の「オリーブ」メインのセット。

ソラシオ、オリーブ、それぞれの味と瀬戸内レモン味、香川県産いちご味が入った5個のセットです。

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TASTE_レモン TASTE_イチゴ

シンプルでスタイリッシュな外箱をスライドさせると、中にはメッセージのたくさん詰まった内箱にカラフルなリーフレットが入っており、強いこだわりを感じます。

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1つ1つ丁寧に梱包され、上質なイメージ。

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この日はオリーブ味を試食させて頂きました。

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第1印象は「ダックワーズってこんなにふんわりしてたっけ!?」
これまでの私のダックワーズのイメージは甘くて重い。
表面の砂糖も、クリームを挟む生地もぎっしりつまっていたような気がしていたのですが、
こちらのダックワ―ズは、ふわりほわりと柔らかく、頬張った瞬間ほどけるような口当たり。
そして、体に染み込んでいく甘さが印象的です。
さらにオリーブの葉の粉末が入ったオリーブクリームは、ほろ苦くオリーブの香りがして
外の生地の甘さと絶妙にマッチしています。

お話を聞いていくと、生地の食感、甘さ、クリームとの相性、この表面のこんもりとした膨らみ1つ1つにこだわり、何度も試作試食を繰り返して今のカタチが出来上がったそう。

素材は、小豆島産オリーブ、直島産ソラシオ、香川県産いちご、瀬戸内レモンの各クリームの他、生地には、さぬきの夢ノワールの小麦粉を使用するという徹底ぶり。
香川県民としては地元の素材を使ったお菓子は嬉しいものです。プレゼントにもぴったりですね。

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製造においてもパティシエが手作業で行っているそうです。

さて、今回お話をうかがった株式会社マルシンの吉田将梧さんは26歳とのこと。
ブランドコンセプト、パッケージ、味や出来上がりの見た目へのこだわり。若い感性で地元を活気づける商品開発や取り組みをされているのがとても頼もしく感じたお話でもありました。

今週末から、瀬戸内国際芸術夏会期が始まります。
春会期同様に、国外県外から多くの方が観光に訪れることでしょう。
この香川県の新しくて甘いお菓子がこの機会に多くの人の日常に贅沢なエッセンスとして、広がるといいなと思います。

株式会社マルシン
http://www.e-marushin.jp/
DACQUOISE DECO
https://dacquoise-deco.com/

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