畳の「へり」から生まれたブローチ、HERIBBON。伝統的工芸品を前衛的な感覚でアレンジしたら、日々使いのアクセサリーになりました。

September 29,2017

  • 香川の伝統工芸
  • 香川の産業

畳のへりで作られたブローチ「HERIBBON」が生まれたのは、3年に一度、瀬戸の島々を中心に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。
各所でアート展示が行われるかたわらで、地元の名産品を新しい感覚で生まれ変わらせようと、生産者とデザイナーが組み、パッケージを一新して日本全国へ発信していく「瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト」が行われました。

「HERIBBON」もそのプロジェクトに関わった名産品の1つ。

香川の伝統的工芸品に指定されている「古式畳」の製造元「山下畳商店」と、香川をフィールドに活動しているデザイナー・得丸成人さんがタッグを組み、何度も試作を繰り返し2016年に完成しました。

畳が由縁であることから、得丸さんが考えたパッケージのロゴは、畳の八畳をイメージ。さらには四国にもリボンにも見えるデザインになりました。
そのかわいいパッケージにぴったりと入った「HERIBBON」は、瀬戸内国際芸術祭の公式ショップでも開催中に販売され、お土産にとたくさんの方が購入し、またメディアなどにも数多く取り上げられたことから、一時は生産が追い付かないときもあったそうです。

現在も「HERIBBON」の人気は続いており、飲食店の制服や結婚式の正装、またカジュアルスタイルのアクセントとして、男女問わず選ばれています。

デザインの種類はカジュアルなものからモダンな和柄まで、バリエーションはさまざま。
洋服を選ぶように、その日の気分やシーンにあわせてファッションを楽しむことができる手軽さも、「HERIBBON」の人気の理由です。

みなさんも自分だけのスタイルを見つけてみませんか。

 

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