旧南原邸~亀水便りVol6~
October 10,2023
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伝統工芸と獅子舞
秋晴れの日曜日の午後、体に響き渡る鐘と太鼓の音色で賑やかになった旧南原邸。
獅子舞が旧南原邸にやって来ました。
人々が集まることを自粛していたこの3年間、寂しい秋を過ごして来た亀水に、
夜な夜な獅子舞の練習の音が響き渡り、ワクワクとこの日を待ちわびました。
獅子舞に合わせて、「大川原染色本舗」さんからご了承頂き、
主屋に迫力満点の龍が染められた、油単を飾って頂きました。
油単は獅子舞の命でもある、獅子の胴の部分のことで、讃岐のり染めで染められています。
大胆で華やか、職人の技が光る、讃岐が誇る伝統工芸品です。
旧南原邸のある弓弦羽地区の立派な油単も大川原染色本舗さんによる作品で、
図案は「加藤清正」です。
地域のみんなで大切に守っている七面大明神、通称しちめんさんには、
「加藤清正公」が祀られているという言い伝えがあり、
それにちなんで、弓弦羽地区の油単は加藤清正を選んでいるんだよと
大川原染色本舗の社長から教えて頂きました。
口伝えで伝わっている伝説のような話が、今でも残るこの地域を
改めて日本昔話みたいな土地だなと思ったのでした。
油単という一枚の布が獅子になり、人々を惹きつけます。
一年に一度の獅子舞のお祭りが、地域の人々を結びつけ、守り伝えられていることに感動しました。
街からいらっしゃったお客様から「うちの方は、もう廻って来てくれなくなって、寂しいのよ」というお話を伺い、亀水の獅子舞をこれからも、長く守り伝えて行きたいなと思いました。
そうすることで、のり染めの伝統工芸も守り続けられるなと思いました。
お客様やご近所さんなど、沢山の人が旧南原邸の五色の庭に集まりました。
昔、この地域の中心だった旧南原邸。
この家が建てられた頃、こんな風に地域の人々が集まったんだろうなと想像して、
これからも地域に根差したお店であり続けたいと思ったのでした。
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旧南原邸
〒761-8001 香川県高松市亀水町610
電話 087-880-9840
メールアドレス: 9_nanbaratei@tao-works.jp
営業時間 11:00~17:00
定休日 水、木 (祝日は営業)
駐車場 約20台
*ナビゲーションご入力の際、亀水町608と入れていただくと、駐車場側へナビゲーションされます。
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ご予約なしでカフェをご利用いただけますが、
「さぬきの旬菜ランチ」は数に限りがありますので、ご予約をおすすめいたします。