IKUNASf【レシピ】讃岐の郷土料理/なすそうめん
July 24,2020
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受け継がれる郷土料理には、地域の文化や歴史、昔ながらの知恵がその一品にギュっと詰まっています。
その想いと味を残すべく、月2回(第2・4金曜日)レシピとともに讃岐の郷土料理をご紹介します。
讃岐の郷土料理
「なすそうめん」
香川県は、そうめんの産地。特に小豆島は、農家の冬仕事としてそうめんの製造が盛んに行われてきました。そのそうめんを使った「なすそうめん」は、農家にとって忙しい夏場に手軽に食べられ、栄養もとることができる郷土料理として愛されてきました。
また、瀬戸内海では、品質の良いいりこが獲れることから、おいしいだしをとることができます。
加えて、これもまた小豆島特産品の醤油から作れらる甘口のめんつゆ。
「なすそうめん」では、そのめんつゆに、唐辛子を加え甘辛くピリ辛に仕上げられているのが特徴です。そのおいしいつゆをそうめんやなす、油揚げが吸っています。
そうめんは消化吸収の良いエネルギー源。なすは夏場の火照った体を冷やしてくれます。油揚げはたんぱく質を摂ることができ、油は腹持ちをよくしてくれることから、夏場に本当に最適な料理となっています。古くから愛される料理には、先人の知恵が詰まっています。
材料(2人前)
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・なす 1本
・油揚げ(正方形) 1枚
・小口ねぎ 適量
・ごま油 適量
・唐辛子 適量
・めんつゆ 適量
・そうめん 4束
つくり方
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1.なすは、縦に8等分に切り、細かく切り目を入れるます。
2.ごま油をひいてあたためたフライパンで「1」を焼きます。
3.油揚げは、器のサイズに合うサイズに三角に切ります。(角の対角線に1〜2回程度切る。)
4.めんつゆをつくり、「3」を炊く。冷めたくして食べる場合は、あら熱をとり冷蔵庫で冷やしておきます。
5.そうめんは茹でた後に水で洗い、氷でしめてザルにあげておきます。
6.器にそうめん、めんつゆ、油揚げ、なすを盛り、小口ねぎと唐辛子をかざって出来上りです。
温でも冷でも食べる「なすそうめん」。唐辛子を効かせたピリ辛味が、食欲を刺激します。しょうがやごまを加えてもおいしいです。
手軽につくることができる郷土料理です。これからも受け継ぎたい味です。ぜひ、お試しください。
また、IKUNAS f サマーギフトでも、小豆島のそうめんの食べ比べセットをご用意しております。
3種類の違ったそうめんを組み合わせています。
故郷の恵み そうめんセット
定番品の「島の光」に加え、
もちもちとした食感の「島の風」、
厳選した北海道産小麦を使用した「島の雪」のセットです。
IKUNAS f サマーギフトでは、想いを繋ぐ「讃岐の食」をセレクトしています。(8月14日まで発送)
印刷する場合はcookpadへ
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IKUNAS/香川県・高松市のデザイン制作会社が年2回発刊(3月下旬・9月下旬)する四国のモノ・コト・ヒトを取り上げたライフタイル誌。香川県の伝統工芸品、産業をはじめとするものづくりや郷土食など毎日の生活にフレーバーを届ける内容を紹介。その中の食の取り組みが「IKUNAS f(food)/イクナス エフ」。