かがわのもの・モノ図鑑
FILE.3 株式会社 イチーナ

July 10,2025

トップシェアを誇る あんなモノ· こんなモノ

香川には、実は全国シェアのものづくりがたくさんあります。
生活に欠かせない日用品やファッションアイテム、建材など香川で作られていることに驚くものも少なくありません。
この特集では、そんな香川の“あんなモノ・こんなモノ”の現場を訪ねて、製品ができるまでの過程や、つくり手たちの工夫や想いをご紹介します。
普段なかなか見られない、ものづくりの現場をのぞいてみませんか?

今回ご紹介するのは、「株式会社イチーナ」。手袋の国内生産9割を占める東かがわ市で、1966年に創業した手袋メーカーです。確かな縫製技術と柔軟な企画力を活かし、ファッションやアウトドア、スポーツなど幅広い分野に対応しています。

手をあたためる、という初心を忘れない

 東かがわ市は国内手袋製造のシェア9割を占め、明治以来約140年の歴史を誇る日本一の産地。ファッション・防寒用からキャンプや釣りなどのアウトドア用、トップアスリートも愛用するスポーツ手袋までラインナップは幅広く、地域が受け継ぐ熟練の職人技と洗練された分業体制が活気あるものづくりを支えています。
 イチーナの主力商品は、誰もが気軽に手に取れるカジュアルなファッション手袋。全国のドラッグストアやコンビニ、大規模な総合スーパーなどを中心に、自社ブランドを展開しています。「やわらかい頭で
いろんなことにボーダーレスに挑戦しつつ、手袋の原点である『手をあたためる』ことをまず大切にしたい」と代表取締役社長の市場裕也さん。イチーナの手袋は、日々の暮らしにさりげなくなじみ、そっと手元に寄り添ってくれます。

機械化が進んでいても、品質を守る要はやはり人の目と手

案内してくれたのは
代表取締役社長

市場裕也さん

ユーザーと顧客が求めているものを、できるかぎりカタチにしたい。現場はトライ&エラーの連続です。

-製作現場

デザインや企画はもちろん、商品が並ぶ売り場づくりまで踏み込んだ提案で、とことん顧客と一緒にものづくりを進めるのがイチーナのスタイル。自社ECサイトを通じてリアルタイムで得られるユーザーの反応も参考に、トレンドをいち早く取り入れています。

製造工程-

3工程をピックアップしてご紹介!

①色や柄などすべての設定をデータ入力

②入力したデータの通りに編み機が動く

③裾のミシン掛けなどの仕上げは手作業で

自動化も進んではいますが、検品やミシン掛け・起毛などの仕上げ処理などは今も人の目と手が欠かせません。対応力を高めるため、内製化にこだわって職人を育てています。

-ここがポイント!-

裏起毛の心地よさ、高い吸湿発熱性、タッチパネル操作ができることを大前提に、一部の商品は親指の構造に合わせた立体的な仕立てでフィット感を高めています。

手袋だけじゃない!
話題の新ブランド

手袋の技術を活かしつつ、季節にとらわれないものづくりを目指して誕生したライフスタイルブランド『ThinKniT』。透け感のあるバッグやウール100%のたわしが人気です。「手袋とは一味違うユニークな素材の表情も味わって」(商品部・稲垣美和さん)


日本一の手袋の産地・東かがわ市があるからこそのイチーナ。その思いを胸に、全国へ製品を届けていきたいと語る市場社長。これからも新しいことに挑戦していく姿に目が離せません。

株式会社イチーナ
香川県東かがわ市三本松1023-5
tel.0879-25-5511

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