【IKUNAS vol.7 発売まであと2日!】英訳された郷土料理のレシピって、意外と少ないんだそうです。
March 29,2018
最新号発売が間近に迫ってきました!
今日は少しだけ、雑誌づくりの裏話をご紹介します。
毎号、IKUNASは一部の文章を英訳にして誌面に載せていますが、
そこには、少しでも英語圏の方々に知ってもらえたらという思いを込めています。
そして、最新号のIKUNAS vol.7では、これまでよりも英訳のボリュームをぐんと増やしました。
メイン企画「郷土料理」のレシピを紹介したページは、なんと全ページ英訳付き。
讃岐の郷土料理を国境を越えて、世界中の人に届けたい・・・
そんな壮大な夢も描いています!
英訳をしてくださるのは、いつものように「Language House」の先生たち。
今回は、実際に作って食べて、英訳をしてもらう、という郷土料理体験もしていただきました。
私たちにはなじみのある「ばらずし」や「ふしめん汁」などは
外国の先生たちの口に合うだろうか?・・・と少しの不安もありましたが、
一口食べると「DELICIOUS!」「PRETTY GOOD!」など絶賛ワードが飛び交い、ホッとしました。
和食特有の「うまみ」は、世界共通なんですね!
そして、先生たちにも郷土料理を教えてもらおうと「出身地の郷土料理はどんなもの?」と聞くと、
「肉を野菜とグリルしたもの」「シンプルな野菜のスープ」などが多く、
意外にも「日本のように、あまり郷土料理ということを強く意識することはないかも・・・」とのことでした。
日々の家庭料理でありながら、
だしをいりこや昆布からとったり、
魚の身をすり鉢でつぶしたり、
すしの具材を彩りまで考えて用意したり、
という繊細な作業や手間がかかる工程自体が、まさに「AMAZING!」なのだそうです。
そんなネイティブスピーカーの意見も参考にしながら、
今回は、お店でそのまま発音すれば材料が見つかるよう、ローマ字表記も追加しています。
たとえば「いもたこ」の材料となる里芋は、英語ではTaro rootですが、
それではスーパーなどで買うことは難しいので、「Satoimo」と併記しています。
そんな、ちょっとした工夫も、讃岐の郷土料理の良さを広めたいからこそ!
私自身、長らく食べていなかった郷土料理もありましたが、
久しぶりに食べると、「あれ?こんなにおいしかったっけ?」という再発見もありました。
郷土料理のおいしさや価値を、少しでも多くの人に感じてもらえたら嬉しいです。