空に浮かぶ名建築 瀬戸内海歴史民俗資料館
September 19,2019
次号のIKUNAS建築特集では様々な地域の建築を紹介しています。
中でも印象的だったのが、五色台山頂にある瀬戸内海歴史民俗資料館。
香川県建築課(現在は営繕課)の山本忠司が手がけた建築で、周辺の自然と
一体化した姿はまるで遺跡?古城?神々しささえ感じます。
初めて取材に行った日は雨。石を積んだ外壁は、雨どいから垂れる水でしっとりと濡れ、屋上へと続く外階段はまるで異次元の世界へと誘うよう。同行したカメラマンM氏と編集部新人Yはなぜかテンションが上がり、まるで宝探しのように広い館内を見て歩きました。
館内には瀬戸内海で使われていた和船や網、漁具などがあまねく展示されています。
自然と暮らしから生まれた民具には「用の美」があり、建築としても木枠でつくったコンクリートや石のスツール、引き戸のデザインなどがオシャレ!
詳しくはIKUNASVol.10で。撮影は改めて晴れの日に行ったので、誌面は青空バージョンの瀬戸内海歴史民俗資料館になりますのでどうぞお楽しみに。
おまけ
家の玄関先などに飾っていた魔除けだそうです。カニの甲羅に顔を書いていたものですが、なんだか忘れられません。トゲトゲしたものや人面には、悪魔を払う力があるそうです。
ぜひ館内で探してみてください。